銀行預金は普通預金、定期預金、外貨預金、仕組預金等いろいろとありますが、銀行は自分が損をしない事を前提に商品設計しているため、どれもこれも投資という面で見ると酷いものがあります。
仕組預金は、大きく分けて円 と 外貨の2種類があります。 外貨型は利回りが大きい変わりに為替リスクを背負う商品が大多数。 円貨型の仕組預金は満期までの期間と引き換えに定期預金を大きく超える利息を受け取れます。 円仕組預金 と 定期預金の違い どちらも長期間預金して利子を受け取るという点は同じなのですが、 仕組預金 と 定期預金はまったくの別物です。 1.どちらもペイオフ(預金保護)の対象、 定期預金は元本を割り込むことがないが、仕組預金は中途解約した際に元本割れする。 2.仕組預金の満期は金融機関が決める。 3年満期でも最長10年という仕組預金なら、10年待たないとお金が引き出せないという事態もありえる。 つまるところ、解約できないかわりに金利を優遇されている預金です。 解約の危険性がないため、安心して投資運用できるため通常よりも高金利となっています。 こういった事由があるため、解約時の扱いや解約事由が定期預金と比べて悪いです。 仕組預金を利用する際には、満期保有が前提となります。
円仕組型は、普通預金や定期預金と比較すると利子が凄い…… 満期が繰り上げられるたびに金利が増える変動型 と 金利が一定のフラット型があります。※平成 27 年 3 月時点、単利の場合には利子が付くのが元本部分のみで、毎年利金を受け取る形となります。 一見すると、とても酷い利回りなのですが…… 1ヶ月物の定期預金: 新生銀行 0.025%、住信SBI 0.024% という点も加えて考えてみると破格の利息に見えてきます。 預け入れた金額が何年で満期になるかは判りません。 インフレ や 物価上昇により市場金利が上がっているような状況なら10年目までいくでしょう。 逆にデフレなどで市場金利が下がるようですと早々に満期となる可能性もあります。
円仕組預金 期間 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目 7年目 8年目 9年目 10年目 新生銀行 変動型 0.20% 0.20% 0.20% 0.25% 0.30% 0.35% 0.40% 0.50% 0.60% 0.80% 住信SBI 変動型 0.40% 0.42% 0.44% 0.47% 0.50% 0.55% 0.60% 0.65% 0.75% 0.85% フラット型 0.50% 0.50% 0.50% 0.50% 0.50% 0.50% 0.50% 0.50% 0.50% 0.50%
この円仕組預金なのですが、利用しないことをおすすめします。 理由としてはキャッシュ・フローの悪化、いざお金が必要というときに引き出せないのでは話になりません。 確かに超低金利時代ということを考えると破格の金利なのかもしれませんが、 1%にも劣るような金利でお金を固定されてしまうのはあり得ない。 銀行借入、自動車ローン、不動産担保ローン、消費者金融など 借金するような際の利息を考えてみてください。 わずかな金利よりも、いざというときでもニコニコ現金払いできる方が余程重要です。 仕組預金 TOP:トップページに戻る。
散財のすすめ : 私が購入した商品など…… 投資商品と比べて、銀行の預金は大丈夫! ペイオフといった預金保護もあり、 銀行預金は安心・安全というイメージが強い商品になっています。 普通預金については利便性・安全性という点において何ら問題ないのですが、 定期預金、外貨預金、仕組預金はハッキリ言って地雷です。 まったくもってオススメできない、初心者殺しの商品設計となっております。
金融機関が破綻した場合、預金者が保護される制度です。 通常ですと1,000万円 及び 利息部分の保護があるのですが、預金の種類によっては保護を受けられない場合があります。 ex1.当座預金など利子の付かない預金は1,000万円を越える部分も保護されます。 ex2.普通預金、定期預金、円仕組預金は預金保護の対象となります。 ex3.外貨預金 や 投資型仕組預金は預金保護の対象外となります。